2次補正予算の成立に隠れて小さな記事でしたが、金融機能強化法も昨日成立しました。この法律は、融資先の貸し倒れが増えるなどの理由により金融機関そのものの存立が危うくなること(=信用不安)を回避するために、国が資本参加(=公的資金(税金)の注入)するための要件などが定められています。
【出典】金融庁HP(https://www.fsa.go.jp/common/diet/192/01/setsumei.pdf)
今回改正のポイントは、 新型コロナウイルス感染症等の影響を受けた金融機関が国の資本参加(公的資金)を受けようとする場合に、
・経営責任が問われないことを明確化
・収益性や効率性の向上についての具体的な目標を求めない
などの特例を設けるというものです。
つまり、コロナの影響が理由で金融機関の経営が傾いたとしても、経営者の責任は問わずに公的資金を入れることができるようにしたので、コロナで困っている人にはドンドン融資してあげてね♡、ということです(ざっくり)
【出典】金融庁HP(https://www.fsa.go.jp/common/diet/201/02/gaiyou.pdf)
【参考:前回改正時(期限延長)の資料】
【出典】金融庁HP(https://www.fsa.go.jp/common/diet/192/01/gaiyou.pdf)