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年金は「保険」/公的年金額の概算計算式

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 Contents

 

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年金は「保険」

 まず、最初に確認しておきます。「年金」は「保険」です。

 つまり、保険事故が発生したときに保険料の支払った額に応じて保険金を受け取ることができる、ということです。逆に言えば保険料を払っていなければもらえない、ということですし、保険事故が発生しなければもらえない、ということです。

 よく、年金の保険料を払うと損か得か、という人がいますが、「保険」ですから損得の問題は関係ありません。

 国民年金は一部に福祉の要素が含まれますので「国民年金法」という法律になっていますが、厚生年金は「厚生年金保険法」という法律になっています。失業した時にもらえる雇用保険や業務上の災害時にもらえる労災保険と同じような位置づけです。

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 もう少し身近な保険で考えましょう。

 例えば自動車保険の保険事故といえば交通事故、あるいは盗難保険がついていれば車両の盗難なども保険事故になります。無事に1年間交通事故が発生せずに保険金のお世話にならなかった、その時に払った保険料を損した、という人はいないですよね。

 では年金の保険事故とは何でしょう。

 3つあります。

 1つめは老齢。年をとって働けなくなり収入がなくなることへのリスク回避。

 2つめは不幸にも障害を背負うことになって満足に働けなくなった時のリスク回避。

 そして、3つめは働き盛りのときに死亡することによって残された家族が路頭に迷うリスクの回避。

 本当は保険事故なんて発生しないほうがいいのですが、人生100年時代とも言われますから「老齢」に関する保険事故は発生することが多くなります。

 

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公的年金額の概算計算式

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 令和2年度に1年間、厚生年金に加入した場合、将来もらえる年金額はいくら増えるのか計算してみました。
 

 報酬比例部分は、平均標準報酬額に比例して増えます。年収(厳密には標準報酬額と標準賞与額の合計)×0.936(R2再評価率)×5.481/1000となりますが、簡便法として、

「年収(百万円単位)×5,130円」

で計算する方が楽ですね。

 

 一方、定額部分は厚生年金の加入期間が40年(480月)以内の場合は老齢基礎年金として、又は経過的加算として増える金額です。ただし、すでに40年(480月)を超えていれば増えません。

 定額部分は1,630円×12月で計算しています。

 

 では、そもそも1年間に払わなければいけない保険料はいくらになるのでしょうか。

 厚生年金の保険料率は原則18.3%。労使折半なので9.15%で計算してみました。その結果が次の表です。

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  損益分岐年数とは、支払った保険料を何年で回収できるかという目安です。

 例えば年収500万円の人(定額部分有)は1年間で457,500円の保険料を支払う代わりに、年金受給の際には支払わなかった場合より45,211円毎年多くもらえるということになります。したがって、この1年分に限って考えれば、10年ちょっと年金をもらえばモトがとれる、ということです。

 もっとも、先に書いたように年金は保険なので損とか特とかの概念はありませんし、その他の個別要素も複雑に入ってくるので、あくまでも参考程度の数字と考えておいてください。

 

 

 

 

 

 

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